「Rediscover Rotary (ロータリー、再発見)」
今年度(2025~2026)、 鶴岡西ロータリークラブ会長を仰せつかりました鈴木孝純と申します。私が2011年に当クラブへ入会してから14年経過しましたが、その間、三川町教育委員会教育長の公職に就いていた関係で、在籍年数の割にはロータリーについて浅学そして菲才の身であります。皆様方一人ひとりのご協力を得て、1年間頑張って務め上げていきたいと思っています。
さて、鶴岡西ロータリークラブは今年度で60周年を迎えます。人でいえば還暦にあたり、干支が60年で一巡して生まれた干支に戻ることから、人生の節目、新たなスタートとして捉えられています。そこで今年度は気持ちを新たにして原点に立ち返り、ロータリー活動の良さ、深さを再発見する年にしたいと思い、次のスローガンを掲げました。
「Rediscover Rotary (ロータリー、再発見)」
さらに、アレッツォRI会長メッセージにある「会員増強」、そして小松ガバナー地区基本方針の中の「奉仕」についても、力強く推し進めてまいりたいと思います。
「会員増強」は、我がクラブでも毎年のように強調そして実行されてきましたが、今年度も最重要事項として継続したいと思います。会員数というのは、自然減はあっても、自然増というのは絶対あり得ず、会員増強はロータリークラブ存続のためには不可欠です。そして、数は力なりです。数が多いということは、それだけ素晴らしい仲間とともに活動が出来ますし、ロータリーの活動を強くするということは、ロータリアンとしての願いであり、義務でもあります。
「奉仕」について、以前、私が横浜で大変お世話になった1990~1991年259(現2590)地区ガバナーの鵜川昇氏が、当時、次のように語っておられたことが印象に残っています。
『孔子は弟子たちに「仁」を説きましたが、「仁」とはこういうものだという定義づけはしていません。孔子という大きな鐘を撞いて、鳴った鐘の音を弟子たちはそれぞれ、「仁」とは、これなんだと知り、理解を深めました。孔子は弟子たちの性格、行動から考えて、あなたにとっての「仁」とは、こうなのだと言っているのです。ロータリーという大きな鐘を、体験というもので鳴らして聞こえた「奉仕」のその音は、どれも真実であり、しかも、すべてが同じではないところに「奉仕」の幅の広さ、奥の深さがあるのです』と。
「情けは人のためならず」。人に親切にすると、その相手のためになるだけでなく、やがては良い報いとなって自分にも戻ってくるという意味です。ロータリーとは、自分が人としてやらなくてはならないことをしているんだということに帰することと私は理解しています。
未熟ながらロータリークラブ発展のために邁進してまいりますので、皆様のご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

鶴岡西ロータリークラブ
会長 鈴木 孝純